象とお散歩

ダ・ヴィンチ・コード



映画を観たぞーって気分にならないのは何故?
原作を読んでるからという理由だけではない。
いや、それもあるのかな。
なんか話の筋をなぞっただけ…って感じなんだよなぁ。
映画的な面白さ、映画ならではの醍醐味みたいなものが伝わってこなかった。

原作があれほどまでに売れたのって、サスペンスの要素やスピード感あるストーリーテリングの力ももちろんあるんだろうけど、何より知的好奇心をお手軽に満たしてくれるところにあったと思うんだよ。
へ〜、ダ・ヴィンチのあの名画には、そんな謎が隠されていたんだぁ…とか、フィボナッチ数列っていうのがあるんだぁ…とか、黄金律って面白いなぁ…とか、秘密結社ってすごいなぁ…とか。
そういう、ちょっと知ってると楽しいウンチク満載で、だからこそ「もっと知りたい!」という欲求を持った人のために次々と謎解き本みたいなのが出版されているんだろう。

それが映画ではほとんど割愛されている。
当たり前だ、原作は分厚い単行本2冊分、文庫本になると3冊分にも及んでいるんだから、そのすべてを2時間そこそこの映画に描ききるというのは至難の業だよ。
ん〜、となると、ストーリーをなぞるだけで精一杯、っていう映画になっちゃうのも仕方ないことなのかなぁ…。

まぁ、原作に出てきた実在の場所が映像で見られるっていうのは、おぉ〜、こういう場所だったのね〜とか確認できて良かったな。
でも、それって映画を観てるって感じじゃないでしょ?
んん?もしかして、原作読んでない方が楽しめた…ってこと…?